屋根に設置した八木アンテナに止まったカラスの糞でベランダが汚れてしまう！カラスを寄せ付けない方法とアンテナの設置場所

屋根の八木アンテナに止まっているカラスがベランダを糞で汚してしまうことにお困りではないでしょうか。
八木アンテナの位置によってこういった被害が起こってしまうのはよくあるケースです。
ベランダへの被害だけでなく、カラスが頻繁に止まることでアンテナの向きや高さがズレてしまいテレビの映りが悪くなってしまうことがあります。

これを防ぐには、使用しているアンテナへ鳥が止まらないような対策をするか、アンテナの設置場所を変更する必要がありますが、高所作業や再配線などの作業が必要になってしまうため、アンテナ工事の専門業者に依頼することをおすすめいたします。

この記事では八木アンテナにカラスが止まらないようにする対策方法とカラスが止まることによってテレビに起こりうる影響、アンテナ工事の専門業者の選び方について紹介いたします。

なぜカラスは屋根の八木アンテナに止まるのか

カラスが、「安全な場所」と認識すると八木アンテナを羽休めの場所として使い始めます。

カラスにとって八木アンテナは止まって休むのに最適な形をしていることと、屋根の上の八木アンテナは見晴らしがよく危険を察知しやすいことから、屋根に設置している八木アンテナはカラスが止まりやすいです。

さらに、カラスには自分の餌を隠して貯める習性があり、近くにあるベランダや庭はカラスにとって絶好の餌を隠しておく場所です。

屋根の上にある八木アンテナは都合のいい点が多いため、カラスは屋根の八木アンテナに止まります。

屋根の八木アンテナに止まるカラスを追い払うと糞害が悪化する可能性がある

カラスを追い払うだけでは解決しません。
それどころか、被害状況が悪化してしまう可能性があります。

カラスは非常に頭のいい鳥です。自分に嫌なことをした人間を覚え、ベランダに糞を大量にするなどの報復をしますので、ほうきなどを使用して直接追い払うことはおすすめできません。

そもそもアンテナにカラスが止まれないようにする対策を行う必要があります。

屋根の八木アンテナにカラスが止まらせないための5つの対策

屋根の八木アンテナにカラスを止まらせないための対策を5つ紹介いたします。
高所での作業になるため自分で対処することはおすすめできませんが、もし行う場合には命綱などを使用し充分に注意して行ってください。

カラス除けグッズを使用する

市販のカラス除けグッズを使用することでカラスの対策ができます。

針が付いたマットや、カラスの嫌がる音、光、においを出すものでカラスを近寄らせないことでカラス対策をします。
スプレーや超音波発信機、反射板などホームセンターなどに販売されていますので、八木アンテナや八木アンテナ周辺への設置を行いましょう。スプレーの場合、雨によって効果が落ちてしまうので注意してください。

ただ、先ほどお伝えした通りカラスは非常に頭のいい生き物です。グッズに対して対策をしてくる可能性もあるため、確実にカラスを撃退できると断言はできません。

八木アンテナに有刺鉄線を巻き付ける・結束バンドを付ける

八木アンテナに有刺鉄線を巻き付けたり、結束バンドを付けることで対策ができます。

結束バンドを付ける際には、固定してはみ出た部分が上になるようにしましょう。カラスほどの大きさの鳥であればそれでも止まれなくなります。

有刺鉄線を使用する場合には、とがっている部分でアンテナ自体を傷つけないように注意してください。傷をつけてしまうとアンテナに不具合が発生する可能性があります。

支線を張る

支線を張ることもカラス対策に有効です。

支線とは、テレビアンテナを固定するためのワイヤーのようなものです。
これを張り巡らせることでカラスが八木アンテナに足を付けられなくなります。

反面、支線の張り方によっては逆にカラスが止まるスペースを広げてしまうことになってしまうため、張り方に工夫が必要です。
具体的には、まっすぐにはせず角度・傾斜をつけることでカラスが止まることができない線を作ることができます。

八木アンテナを屋根裏に設置する

できる環境は限られますが、八木アンテナを屋根裏に設置することで解決できます。

ただし、屋根の分遮蔽物が増えることになりますので、電波があまり届かない場所にお住いの場合は屋根裏に設置することができません。

ブースターというアンテナが受信した電波信号を増幅させる機械を設置することで屋根裏に設置することができる可能性もあるので、一度アンテナ工事専門業者に現地調査を依頼し、屋根裏に八木アンテナの設置ができるか判断することをおすすめします。

八木アンテナからデザインアンテナ(平面アンテナ)・室内アンテナに変更する

そもそも八木アンテナではなく、デザインアンテナ(平面アンテナ)や室内アンテナに変更し、物理的にカラスが止まれなくすることも良いでしょう。

ただ、どちらも八木アンテナを屋根の上に設置した場合よりも電波をキャッチする感度が低いです。

電波があまり届かない地域ですと使用できない可能性があるため確認したうえでご検討ください。

カラスが八木アンテナ止まることによって起こりうる被害

ベランダが汚れてしまう以外にも、カラスが頻繁に止まっていると様々な二次被害（鳥害）が発生してしまいます。
ここからは八木アンテナにカラスが止まることによっておこる被害をご紹介いたします。

アンテナの角度や高さが変わってしまう

多数のカラスが八木アンテナに止まったり、飛び立つときの衝撃によってアンテナの角度や高さが変わってしまいテレビの映りに影響が起こることがあります。

ブロックノイズが入ってしまったり、映らなくなってしまったりなどの問題が起こってしまいますので、カラスがアンテナに集まっている状況は早めに改善した方が良いでしょう。

鳥のフンによって電波が受信できなくなる・金属が腐食する

ベランダへのカラスの糞の被害（糞害）はもちろんですが、アンテナ自体に糞が絡まったり、ねじなどの金属部分を腐食させることで正常に電波を受信できなくることがあります。

鳥の糞は強い酸性ですので、金属を腐食させる性質があります。

放置をすると、最悪の場合アンテナが倒れてしまったり、屋根から落ちてしまったりなどで事故に繋がってしまう危険もあります。

太陽光パネルの効力が減少してしまう・壊れてしまう

家に太陽光パネルを設置している場合、カラスの糞（糞害）によって太陽光パネルに太陽が当たる面が隠れてしまい、太陽光パネルの効力が減少してしまう可能性があります。

太陽光パネルも酸性によって悪影響を受ける材質で作られているため、太陽光パネルが壊れてしまうことも考えられます。

どうしても八木アンテナにカラスが止まる場合はアンテナ工事専門業者へ

どんな対策をしても屋根の八木アンテナにカラスが止まってしまう場合には、アンテナを屋根裏に設置するか、平面アンテナ・室内アンテナに変更することで確実に対策ができます。

お住まいの地域にどのぐらい電波が届いているのかや、電波塔がどの方角にあるかなどを考慮しながら対応する必要があるため、アンテナ工事の専門業者を頼ることをおすすめいたします。

屋根の八木アンテナにカラスが止まる際に頼るアンテナ工事専門業者の選び方

八木アンテナにカラスが止まる際に頼る業者を選ぶ際の基準をご紹介いたします。

まとめ

今回はカラスが屋根の八木アンテナに止まってしまう場合の対策方法とカラスが八木アンテナに止まることによって起こりうる被害、アンテナの移設をする際の業者の選び方についてご紹介しました。

ベランダへの糞害の他にも、様々な二次被害が発生してしまいますので、早めの対策を行いましょう。

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